デニムの裏側にすそから太ももにかけて入っている赤いステッチのこと、セルビッチデニムとも呼ばれる。
現在では、非効率な旧式の織機を使ってデニムを織ることで、自然なムラ感のあるデニムができる。赤いステッチは、工場内において取引会社が判別できるように付けられた印が発端であり、リーバイスやリーと言ったメーカーのシーンズが有名になったことから、赤耳と呼ばれるようになった。
デニムがこすれて色落ちした部分のことを言う。
綿の中心部までインディゴ(染料)が染み込まないため、表面がこすれると染まっていない白い部分が露出してくるためアタリが生まれる。
染められる前のタテ糸とヨコ糸で織られた生地を使い、製品化された後に目的の色に染める方法。
通常のカラーデニムは、あらかじめ染められている糸を使い生地を織って製品化されているのが一般的である。
生地と生地を縫い合わせるための縫製方法で、生地を合わせ縫いした後生地を割らずにかがり縫いをする。強度もあり、大量生産への移行に伴い採用された縫製方法である。"
デニムや藍染の染料として使われる植物である。現在では、主にピュアインディゴと呼ばれる、不純物を取り除いた合成インディゴが用いられている。染料自体は赤茶色であるが、酸化させることで藍色に変色する。
デニムのサイズを表す単位として用いられている。(ウエストや股下)一般的に1インチ 約2.54cmとして設定されている。
デニムのウエストをホールドする部分のことで、腰にデニムをフィットさせる為に重要なパーツである。"
一般的に右前ポケットの上部に付属している小さなポケットのこと。
1900年代では、懐中時計が主流であったため、懐中時計をしまうために使われていたポケットである。その後、腕時計が主流になってからは、コインを入れる使い方が主流になりコインポケットとも言われる。一部マニアの間では、ジッポーを入れることでアタリを楽しんでいる。
年代的価値の高いデニムのことを言いう。主に60年代後半までのデニムをヴィンテージデニムと呼ばれており、高額で取引されている。
デニム地の厚さ、重さを表す単位。
1平方ヤード (90cm×90cm)あたりの重さの基準で、1オンス 28.3gと設定されている。
技術の向上によって開発された織機を革新織機という。織幅が44インチから48インチへ広がったことにより、大量生産が可能になった。この織機によりセルビッジである必要性が無くなり、糸むらなども少なくなった。
各ブランドのロゴや製品NO、サイズなどの表記がされている紙製のパッチのことで、現在ではデニムのアイコンとなっている。
各ブランドのロゴや製品NO、サイズなどの表記がされている革製のパッチのことで、現在では紙パッチが主流になっている。洗濯等によって、縮みやひび割れ等の理由でパッチが取れてしまうことから、紙パッチに移行している。
補強のための縫製方法で別名バータックとも呼ばれる。ピッチの狭いジグザクの縫製方法で、主にバックポケットや股の部分、ベルトループ等に採用されている縫製方法である。
デニムにあえて穴を開けたり、色落ちやステッチ補強等をすることで、ユーズド感を表現、デザインをしている。
股部分の補強の為に用いられているリベットのこと。現在では縫製技術の進歩により、リベット補強からカンヌキ補強へ移行している。
デニムの洗いの際、強力な酸化剤を使うことで、全体的に白っぽく色落ちをさせたデニム。80年代に人気のピークを迎えた加工である。
各パターンに裁断する前の生地のこと。縫製工場では、ロール状にして保管されていることが多い。
デニムの外側の縫い合わせのことを言う。
ウエストバンドに付けられている、パンツを吊るすためのボタン。
サスペンダーの取り付け部分によって、ボタンの数が決まっている。
ウエストバンドとヒップポケットの間に位置する切替部分の事で馬の鞍(サドル)部分に当たることから、呼ばれることになった。
サドルバックにより乗馬時の動きにも耐えられる縫製になっている。
硫化染料で加工したデニムのこと。コスト的にも安価であるためインディゴの下染めとして使用されている。加工することによってデニムがしなやかになる。
防縮加工法のことで、デニムを洗うと縮みが発生するので、ジッパーフライでは噛み合せが悪くなり壊れてしまうと言う欠点を補うために、開発された加工方法である。
ジッパーは19世紀後半にアメリカでクツヒモの代わりに開発された。
ネーミングについては、「ジー」と「パー」の開閉音が起源とされている。初めてデニムにジッパーを採用したのは、リーがはじめだと言われており現在カジュアルデニムの主流となっている。
生デニムの状態から洗うことで縮ませ、体にフィットさせること。
縫製したステッチが、ある一定のピッチで一本の糸で繋がっていること。
上糸と下糸で頑丈に縫製されているので、解れにくいという利点がある。特に、バックポケットの裏やスソ部分などストレスのかかりやすい所に使われる縫製方法である。
ウエストバンドの後ろ部分に付けられているベルト。シンチには「腹帯」と言う意味もある。シンチバックルは主にアジャスター機能として使われていた。
デニム特有のサイドシームのネジレを防止するために開発された技術。
丸鋲タイプのことでリベット表面の突起でカウボーイのサドルに傷を付けないように丸みを持たせたもの。
太ももから膝、裾にかけて直線的なシルエットのこと。
スキニーとは「皮膚のような」と言う意味で、穿くと足にピッタリと張り付くようなシルエットのこと。
デニムの洗い加工のことで軽石などで洗うことで、全体的に色が落ち何年も穿きこんだような色を出すことができる。
細く裾にかけて絞られたシルエットのことを言う。
前ポケットの内側の袋布のことを言う。
旧式の織機でデニムを作った際の生地端のこと。赤耳と呼ばれる生地と同一である。また、幅が29インチなので、製品にする際にセルビッジ部分を外側に使用することが多い。
ムラ糸で織られたデニムは色落ちが進むと縦方向に白く線状に色が落ちる。ヴィンテージデニムの特徴として挙げられており、デニムの醍醐味である。
二本または二重のステッチのこと。デニムでは、バックヨークやポケット、インシーム等着用時にストレスのかかる部分に補強として用いている。
縫製の糸がチェーンのように繋がっているステッチのことで、デニムの裾処理によく用いられる。
縫製の際ユニオンスペシャルと言う貴重なミシンでしか縫製することができない。"
ボタンを裏から留めて固定する針が二本針のもののこと。一本針留めのものは、シングルプロングと呼ばれている。
デニムに使われている丈夫な綾織布帛のこと。
ウエストバンドのフロントに付く一番上のボタンのこと。
ボタンの中央部分に穴が開いていることからドーナッツボタンと呼ばれる。
ペインターパンツ等ワークパンツに良く見られるステッチである。縫製糸が三本平行に走っているステッチで、かなりの耐久性がある。
デニムの生地を安定させるためと縫製を行う際に安定性を高めるために行う工程である。一般的に生デニムと呼ばれ、洗濯すると糊が落ちて縮む。
デニムのシルエットの原型となる型紙のこと。
シンチバックルと同じ意味
太ももから裾にかけてゆったりとしたシルエットのデニムのことを言う。
糸の太さを表す単位のこと。番手が小さいほど太い糸のことを指す。
インポートデニムなどではよく0番手の極太糸を使用している。
カンヌキと同じ意味
デニムの正面の股から放射線状に色落ちした部分のことで、穿き込むことで、ヒゲの様に見えることから呼ばれている。
また、膝裏のヒゲは「蜂の巣」とも呼ばれる。
フロントにポケットが2つ、ウォッチポケット(コインポケット)が1つバックポケットが2つの合計5つのポケットがあることで、デニムの定番的な形を指す。
カウボーイパンツを穿く際に、裾のもたつきを解消するために裾が広がったシルエットのデニム。シルエットがキレイで、脚長効果がある。
ブーツカットと同様に膝から裾へ向かって広がっているシルエットのこと。基本的にブーツカットより広がっている時に使われる。
新品のデニムに付く紙製のカードのこと。製品情報が載っている。
塩素系漂白剤を使ってインディゴの色を落とし、色褪せた感じにする加工
綾織の綾目を崩した織物で表面が柔らかく手触りも良く、洗ってもよじれないことで、ロデオ達の間ではスラックスのようにアイロンでセンタークリース(折り目)を入れて穿かれていた。
膝から裾にかけてベル(BELL)のように広がったシルエットのこと。1970年代のヒッピーブームで大流行した形である。
ウエストバンドにあるベルトを通すためのループのこと。
デニムの前空きをボタンで開閉する使用のデニムのこと。デニムは縮むことが前提であったため、ボタンフライであった。
均等ではなく、ムラがある糸のことで、1960年頃までは糸を紡ぐ技術が未熟であったため、糸自体にムラができており、デニム生地になった状態でも、凹凸ができてしまった。しかし、この凹凸が現在ヴィンテージ特有のタテ落ちとして認知されている。
綿のこと
チェーンステッチ専用のミシンのこと。丈夫で使いやすい上、縫製する部分によってステッチ幅も変えられる特徴がある。
ヴィンテージデニムの裾によく使われているステッチであり、洗濯することにより、斜めにアタリができることも特徴である。
パンツの股上を表す。フロントライズ(前股上)・バックライズ(後股上)などと使うこともある。
また、最近は股上が浅いローライズが主流になっている。
未洗いのデニムでまだ糊が付いた状態のデニムのこと。
ポケットの端など縫製強度を上げるために打ち込まれた金属のことを言う。
1873年にリーバイス社とヤコブ・デイビスが共同で特許を取得した縫製方法で現在様々なメーカーもこの技術を使用しており、デニムの代表的なディテールとなっている。
股下から裾までの長さを言う。
糊の付いているデニムに一度洗いをかけて糊を落とした状態で色落ちなどの加工を施していないもの。